ブラック企業に洗脳されている社員と洗脳されていない社員
この会社の7割の社員は会社のブラックに洗脳されていて、
3割の社員が洗脳されていない。
洗脳という言葉を使っているが、実際に洗脳されているわけではなく、
7割の社員が会社のブラック化に肯定的でブラック社長の考えに対して表上は共感している社員。
3割の社員が会社のブラック化に否定的、だが表立って社長の意見に反対の意見は言わない社員。
社長の意見に反対する社員は解雇されるので必然と社長の反対分子はいない。
ただ、7割のブラック社員も皆が皆、会社のブラック化を心の底から願っているわけではなく、
前回の記事で書いたブラック部長のように中途半端なオカマちゃんなヤツもいる。
またこの記事で書いた用にこの会社では定期的にブラック社長の反逆分子聴き取り調査が行われるので、
ブラック社長に喜んで情報を提供するブラック社員の前でうかつな事を話せない。
うかつな事とは業務以外の会話だ!!
この会社では
「疑わしきは罰する」
なので、ブラック社員には極力かかわらないようにしなければいけない。
しかししかし、ややこしい事にブラック否定派の社員にも気をつけなければいけない人がいる。
そう、口が軽い人だ。
あと、嘘が付けない人。
口が軽い人は悪気もなくペロっとチクっちゃう。
例えば、
「〇〇さんと☓☓さんが一緒に飲みに行ったらしいですよ。」
「〇〇さんが京都に旅行行ったらしいですよ」
とかだ。
この話の何がチクりか理解できないと思うが、これを聞いたブラック社長は
「京都旅行に行ったお土産は買ってこないのか?」
「八つ橋って、お土産適当に買ってくるなよ」
「なんだこのよくわからないお土産は京都といったら八つ橋だろ。変わった物を会社に買ってくるな。」
「なぜ旅行に行く前に報告してくれなかったのか?」
「誰と旅行に行ったのか?」
「京都に行くなんていい身分だなー」
と嫌味を言ったり、ネチネチと聞き込みをしてくる。
しかもこれを2人きりの時ではなく、朝礼でする。みんなの前で話す必要ある??
聞かれる方は地獄だ。
もちろん答えなかったら、
「反抗的だ」
「性根が腐っている」
とか何か言って更に長い説教をくらふ
飲みも同じで
「なぜ2人でいったんだ」
「どうして私を誘わなかった」
「何か仕事の相談か??」
てな具合で。
だから、洗脳されていない社員であっても口が軽い人には注意が必要だ。
そして、嘘を付けない人もまた、厄介だ。
ブラック社長が
「〇〇さんと☓☓さんが一緒に帰ったようだが、2人で飲みに行ったのか?」
「さー、わかりませんね。」
「オマエは本当にしらないのか??俺に隠し事をしたらどうなるかわかっているのか??」
「すみません。確かな情報かわかりませんが、〇〇さんと☓☓さんが金の蔵に行くと言っていました」
てな、感じですぐに自白をしてしまう。
なので、洗脳されていない社員だからって、うかつな事は話せない。
いい人なんだけど、この人だと、少し誘導されると社長にポロッと話しちゃいそうと思ったら、どんなに良い人でも嘘をつかないといけない。
だから、誘導に惑わされる人や嘘を付けない人は飲みにも誘えないし、数少ない仲間なのに仲間の枠に入れられない。
ものすごくややこしい。
ふつうに働かせてくれ。
ちなみに3割とか7割とか数字をだしたけど、このブラック企業、現職の社員が10人もいなかった。。。