私フリーのエンジニアなんですけど、以前いた零細不動産会社の現場がものすごくブラック企業です。まぁ、私には関係ないんですけどね。

Sier→自社系Web→フリーランスでエンジニアをしています。都心から、離れてまったりした会社でノンビリ働こうと思ったら、まさかのブラック企業。まぁ自分は契約に沿って働くだけですけどね

ブラック企業のブラック社員は洗脳されているわけではない!!今さら引けないんだと思った。

前回の記事で社員を自主退職に追い込む魔女裁判を執り行ったが、
その時に活躍したのがブラック部長。完璧な立ち回りで周りの社員の声をまとめてブラック社長にかわって、自主退職を促していた。 

black-office.hatenablog.com

 


ブラック部長はブラック社長と組んで数十年の仲らしい。
だからといってブラック社長はブラック部長に全幅の信頼を置いているかというと、そうではない。
数ヶ月に1回、ブラック社長は
「ブラック部長が会社を乗っ取ろうとしている」
「僕が君の立場の時はもう少し経営者目線を持った行動ができていた」
と、急に訳わからない事を叫んで社内を盛り上げている。
実際にブラック社長はブラック部長にも解雇通告書を渡した事があるらしい。。。
あと、私にブラック部長の悪口をよく言う。

だから、2人は仲良しこよしではない。

ブラック社長にとってブラック部長は数十年間自分に連れ添ってくれた部下というだけ。
逆に言うと、何年間も連れ添ってくれている社員はブラック部長だけ。
それを理解しているからブラック社長はブラック部長に部長という椅子を用意した。
ブラック部長以外に自分についてきてくれる人はいないことを理解しているからこその行動だと思う。

そして、ブラック部長にとってのブラック社長は何なんだろうか??
聞いた話だと、ブラック社長が会社員時代からの部下らしい。

ブラック部長は基本的には会社のブラック化を進めるブラック促進社員の一員だが、まだ100%洗脳しきれていない。
時に洗脳されていない社員の意見を彼らの代弁者として社長に苦言を呈することがある。
また社員に注意する時も
「社長の考えだと〜」
「社長の前でそういう事を言うと〜」
「その意見は社長には通じない」
とブラック社長を盾にして逃げており、ブラック社長の機嫌を損なう行動に対して注意をしている。(個人的には嫌いなタイプ)


ブラック社長の行動が常識を逸している事は理解できており、100%洗脳されているわけではなくまだ分別がついている。

だから不思議だ。
分別がつく人間がなぜそんなに好きでもないブラック社長に連れ添っているのか。
多分、ブラック部長はもう引き返せないんだと思う。

数年間、ブラック社長についてきてしまった。
ブラック社長を否定すると、ブラック社長に寄り添ってきた自分の数年間を否定しまうことになってしまう。

おそらく、ブラック部長的にはブラック社長が起業した時に、相当の覚悟を持ってブラック社長についていくことに決めた。
そして、ブラック社長の企業経営を見て「おかしい」「間違っている」と感じる事があり、何度か意見を物申したがブラック社長にその意見は通らなかった。

ブラック社長と対立する度に「会社を辞めるか?辞めないか?」
いろいろ考えることがあったと思うが、その度にブラック社長についていくことを決断してきたのだと思う。

だから、今さら数十年間ついてきたブラック社長に反対できない。
ブラック社長の意見に反対することは今までの決断が間違っていた事になるから、
年も年だから引き返せないんだろうに。。。


まぁ、私の勝手な想像ですが。。。


会社のブラック化と関係のない業務委託フリーランスの私からすると、
部長はまだ覚悟が足りない。
「社長の意見にのるならのれ。正論を通したいなら正論を通せ!!」
こんな風にいつも思う。
あと
「覚悟がないからブラック社長に意見を言っても通らないのだよ!!」
相手はブラック企業のクソ会社だけど経営者。覚悟をもって起業した人間。中途半端で半端な気持ちの人の意見なんかじゃ、全然揺さぶられないと思う。
これは自分がフリーランスだから、より思うんだけど、やっぱり会社から独立するって相当の覚悟が必要で、周りからのいろいろな意見を飲み込んだうえで独立をしている。
だから、生半可な言葉では自分の意見はブレない。まぁ、人それぞれだし、覚悟とかよくわかんないけどね。


ブラック企業の管理職に灰色なんてない、黒か白かそれだけだ!!