ブラック企業の社員は不平を言いながらなぜ辞めないのか?1.今の居心地がなんとなくいい。2.辞める覚悟がない
ブラック企業が「辛い辛い」「嫌だ嫌だ」といって辞めない社員。
自分がこの現場にいる時、何人から辞めたいという相談を受けた。
はっきり言って辞めたいと相談してく奴は辞めない。
辞める社員は辞める前提で話をしてくる。
「リクルートエージェントってどうなの?」
「自分もフリーランスになろうかな!!」
辞めない社員は愚痴で止まる
「有給使えないし会社辞めたい」
「この会社いてもキャリアを積めない」
「もうこの社長とは一緒に仕事できない」
でその後に
「どうせこの歳だと転職先ないし」
「俺、この会社で家建てちゃったし」
「息子、来年お受験させるんだよな」
転職できない理由を愚痴る。
愚痴の内容で辞める社員と辞めない社員がわかる。
解雇された社員が言っていた。
「この会社を辞めない社員はここにいるのが楽だからここにいる。
ブラック社長の機嫌をとってれば仕事ができなくても解雇されない。
実務ができなくてもブラック社長の機嫌をとれば自分自身が仕事をしている感がでる。」と、
ブラック企業で働きたてのころはその意味がよくわからなかった。
だが長い間働いているとわかる。
ブラック企業で働いている人は自分の意志でこの会社で働いているということを。
転職先を探すより、この会社で働き続けるほうが楽という選択を自分でしているということを。
ブラック社長は怒鳴る、物を投げる、蹴る。だが、ただのジジイだ。
中間管理録トネガワの兵藤会長の1/10,000スケールだ。
何も恐れる必要はない。
自分はフリーランスだからか、人柄かブラック社長が自分の目の前で自分を侮辱した発言をしたことがない。偉ぶっているけど相手を選ぶ。自分より弱そうな奴を選んでいる。
ただの爺だ。働きざかりのサラリーマンが負けるハズもない。
ただ、ブラック社長の1の理不尽を受けいるともうブラック社長の思う壺だ。
2と3とドンドン理不尽の要求が大きくなっていく。
そういう心をブラック社長は狙っている。
弱い物を狙うブラック社長はクズだ。
あー、人のクズだ。
だけど、社会ってそんなところだ。
時には強い心や覚悟が必要な時はある。
そんな風に思ってたら、
最近、電話が掛かってきた。
辞める気もない社員から会社を辞めたいと。
もう会うこともないから
「家族が〇〇だから会社辞められないんだよ。」と相談を受け。
「本当に辞めたいなら辞めればいいじゃん。アコムかアイフルでも金借りればいいじゃないですか?」と言ったら
「なぜ、会社辞めるのに借金するんだ!!他人事だと思っているからそんな事言うんだろ!」
とキレられてしまった。
会社辞めるのに借金する人なんてわりといるのに。
こういうところが覚悟がないんだなと思った。